当社は、土木工事を中心に
情報化施工(ICT)
を推進しています。
最新のICT建機を導入・運用することで、現場作業の効率化・迅速化・省力化及び安全性向上を図ると共に、より正確で信頼性のある工事の実現に取り組んでいます。
GNSSアンテナとGNSS補正情報から得たバケットの位置情報と3次元の設計データをもとに、作業機操作をセミオート化した20tクラスのマシンコントロール。バケットの刃先が設計面に達すると作業機が自動的に停止。微操作をしなくても、アシスト機能で刃先が設計面に沿って動くため、オペレーターは設計面に掘りすぎを気にせず、足元まで簡単に掘削ができます。また、バッケト角度保持制御、締叩き制御などにより、大幅に操作性を高め、施工時間の短縮を実現できます。
全地球測位システム(GNSS)衛星と基準局から得た車両の現在位置情報と施工設計データをもとにブレードを自動制御。
オペレーターは車両を前後左右に操縦するだけで、設計図面通りの施工が完成します。また、重掘削時にブレード負荷が増大すると 、シュースリップが起こらないように自動でブレードを上げて負担をコントロールし、効率良く掘削作業が行えます。
さらに、事前に設定した設計面が近づくと自動認識して重掘削から整地に自動的に切り替わります。
GPRollerは、GNSSを使用した振動ローラ転圧管理システムです。
GNSSを用いた盛土の施工管理では、事前の試験施工において規定の締固め度を達成する為の締固め回数を決定し、その回数が確実に履行されたことを確認する工法規定方式を実現します。GRollerを導入することにより、振動ローラの走行軌跡が把握でき、転圧状況を効率的に管理することが可能。また従来施工段階で不可能であった面的な管理もリアルタイムに行うことができます。
ローラの位置をGNSSで計測し、転圧回数をカウント、リアルタイムに転圧状況を運転席のコンピュータに記録・表示。転圧回数は、回数に応じて色分けされた任意サイズのメッシュで表示され、オペレータは運転席のコンピュータ画面を見ながら転圧状況を確認でき、転圧不足の個所などを把握することができます。管理側ではその日の施工データを読込み、帳票出力などを行います。
レーザースキャナーの導入によって、従来の測量方法にとらわれず、幅広い計測に使うことができます。
また、作業効率の向上・人員のコストダウン、人が立ち入る事ができない場所のデータを取得し、取得データのあらゆる角度からデータを確認できます。そして、任意の位置から断面図が作成可能、デジタルなデータとして保存し複雑な形状が計測可能です。
標定点の設置不要で空中写真測量できる「空中写真測量システム」。
従来の空中測量は、撮影するカメラの3次元位置を測定するために、多数の標定点を地上に設置して写真に写しこむ必要があり、工事の進捗とともに設置や撤去を繰り返すなど、作業効率の点で大きな課題がありました。
しかし、このエンルートQC730TSは、観測・測量用ドローンとして評価の高いQC730に「TSトラッキングUAS」装置を開発し搭載。その飛行をトータルステーションで自動追尾することで、標定点を設置せずに高精度の空中測量を実現させることができます。
そのため、工期と費用を大幅に削減できるといわれています。